マイコン基板の選び方|Arduino・ESP32・Raspberry Pi Picoの入門
マイコン基板を使うと、ボタン・センサーの入力に応じてLEDやモーターを動かす電子工作ができます。まずは作りたいものに必要な入出力、通信、使いたいプログラミング環境から選びましょう。ボードやチップの世代・型番で仕様が異なるため、購入前にメーカーの最新資料を確認してください。
代表的な選択肢
| シリーズ | 向いていること | 選ぶときの確認点 |
|---|---|---|
| Arduino UNO系 | 初めての電子工作、作例を参考にした学習 | UNOには複数世代・派生モデルがあるため、使用電圧とシールドの対応を確認する |
| ESP32系 | Wi-FiやBluetoothを使うIoT工作 | チップ・開発ボードごとに無線機能、端子、USB接続方法が異なる。入出力は3.3V系として扱う |
| Raspberry Pi Pico系 | MicroPythonまたはC/C++での制御、コンパクトな組み込み | 無線が必要ならW系、はんだ付けを減らしたいならピンヘッダー付きの型番など、仕様を選ぶ |
通常のRaspberry PiはLinuxを動かす小型コンピューターですが、PicoはセンサーやLEDなどを直接制御するマイコンボードです。用途と開発方法が異なるため、名前だけで選ばないようにします。
作りたいものから選ぶ
- まずLEDやボタンを動かしたい:作例が豊富なArduino UNO系から始めると、配線とプログラムの基本を学びやすくなります。
- スマートフォンやネットワークと連携したい:対応する無線機能を持つESP32系やPico W系を候補にし、使いたい通信方式を確認します。
- Pythonで試作したい:MicroPythonを使えるPico系や対応ESP32ボードを検討します。対応するファームウェアと開発環境も確認します。
- モーター・LEDテープを動かしたい:マイコンの端子から直接大きな電流を流さず、用途に合うドライバー回路・電源を用意します。
最初にそろえるもの
- マイコン基板と、データ通信に対応したUSBケーブル
- ブレッドボード、ジャンパー線、LED、抵抗、タクトスイッチ
- 選んだボードに対応する公式の開発環境またはファームウェア
- 必要に応じて、定格が合う低電圧DC電源
最初の動作確認は、公式チュートリアルにあるLED点滅のような小さな回路から始めます。接続図、ボードの型番、使用するピン番号をメモすると、配線ミスを見つけやすくなります。
電源と配線の安全上の注意
- USB電源や低電圧DC電源を使い、家庭用コンセントのAC電源をマイコンやブレッドボードへ直接つなぎません。
- 5Vと3.3Vの入出力を混在させる前に、各ボード・センサーの許容電圧を確認します。
- モーター、ヒーター、長いLEDテープなどは、マイコンの端子から直接給電しません。対応するドライバーと別系統の電源を使います。
- 発熱、におい、異常な表示があれば、すぐに電源を外して接続を見直します。
まとめ
- 作りたい作品に必要な入出力・通信・開発環境から選びます。
- 同じシリーズでも型番で仕様が違うため、購入前に公式資料を確認します。
- 最初は低電圧の小さな回路で、配線と動作確認を一つずつ進めます。
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