ドリル刃(ビット)の種類と選び方|木工用・汎用・皿取り用の使い分け
穴をあける材と、穴を何のために使うかでドリル刃を選ぶと、作業が安定し仕上がりも整えやすくなります。木工DIYでよく使う3種類のビットと、下穴・皿取りの考え方を紹介します。
まずは用途で選ぶ
| ビット | 向いている作業 | 選ぶときのポイント |
|---|---|---|
| 木工用ビット | 木材に位置のずれにくい穴をあけたいとき | 先端のセンターポイントで狙いを定めやすく、木工の下穴やダボ穴に向きます。 |
| ツイストドリル | 金属・樹脂・木材などに使う汎用的な穴あけ | 木材にも使えますが、仕上がりや位置決めを重視する場合は木工用ビットも比較します。 |
| 皿取り用ビット | ビス頭を沈め、表面をすっきり仕上げたいとき | ビス頭の形と径に合うものを選び、端材で沈み具合を試します。 |

木工用ビット:位置を決めて穴をあけたいとき
先端にセンターポイントがある木工用ビットは、木材の狙った位置に穴をあけやすい形です。ビス用の下穴、ダボ穴、木工の貫通穴など、穴の位置や縁を整えたい作業で使います。穴径は、ビットの表示だけで決めず、使うビスやダボ、材の厚みと合わせて端材で確認してください。
ツイストドリル:材に応じて回転数と押す力を調整する
ツイストドリルは金属用としてよく使われますが、木材や樹脂の穴あけにも使われます。木材で穴の位置がずれやすい場合や、表面をきれいに仕上げたい場合は、先端を軽く当ててから回し始めるか、木工用ビットを選びます。出口のささくれが気になるときは、当て木を用意して端材で試します。
皿取り用ビット:ビス頭を沈めたいとき
皿取り用ビットは、皿頭ビスが収まるくぼみを作る道具です。下穴と皿取りを一度に行えるタイプもあります。沈めすぎると表面が弱くなったり、ビス頭が深く入り過ぎたりするため、深さを決める前に端材で試してください。木ダボでビス頭を隠す場合も、まずビス頭が穴の中に収まることを確認します。
木ダボでビス頭を隠す方法では、穴あけからダボを切りそろえるまでの流れを紹介しています。
穴あけ前と作業中の注意
- 材はクランプで固定し、手で押さえたまま穴をあけません。
- ビット交換・調整時は電源を切り、必要に応じてバッテリーや電源プラグを外します。
- 回転中のビットや切りくずに手を近づけず、保護メガネを着用します。
- ビットを無理に押し込まず、切りくずを適宜取り除きます。
下穴と合わせて考える
ビスを打つ前に下穴をあけると、位置を決めやすく、材の割れやビスの曲がりを抑えやすくなります。ビス径・材の硬さ・端からの距離で適した下穴は変わるため、コーススレッド用の下穴・ドリル径早見表を目安にしつつ、端材で確認してください。
まとめ
- きれいな位置に木材の穴をあけたい場合は、木工用ビットが選択肢になります。
- ツイストドリルは汎用的に使えますが、材と仕上がりに合わせて使い分けます。
- 皿取り用ビットは、皿頭ビスを沈めて表面を整えたいときに使います。
- 材の固定と端材での試し穴を行い、安全に作業します。
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